第1戦ツインリンクもてぎ公開テスト 1日目
News 2021.03.24
2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 スーパーバイクレースinもてぎを、いよいよ来週に控えた3月24日(水)から栃木県・ツインリンクもてぎで公開テストが始まった。
朝から快晴となり、路面温度は約30度というコンディション。メーカー枠1本目では、清成龍一が1分49秒516をマークしトップにつけ、2本目では中須賀克行が1分49秒552でトップとなり、2人だけが僅差で1分49秒台をマークしていた。
3本目では、中須賀が1分49秒038までタイムを縮めるが、セッション終盤に90度コーナーで転倒し、赤旗が提示される。その後、再開されるものの、今度は生形秀之が転倒し赤旗となり、そのままセッション終了となっている。
「転倒でかなり飛ばされてしまいお尻を強打してしまったので、しばらく動けませんでした。久しぶりにJSB1000マシンに乗りましたし、今回はシェイクダウンのような感じでしたが、なかなかベストな状態に近づけないのがもどかしいですね。その中でも少しずつ前進していたのですが、最後に転倒してしまいチームに余計な仕事を増やしてしまいました。2日目は、いい方向を見つけて、レースウイークにつなげていきたいですね」と中須賀。
2番手の清成も「走り出しは悪くなかったのですが、問題になっている部分をなかなか解決できずに1日が終わってしまった感じでした。テストならではの、大きくセットを振ってみたので、メカさんは大変だったと思います。電子制御など、いい部分もあったので、レースウイークに向けていろいろ試してをいきたいですね」と、こちらもレースに向けて課題は多そうだ。
3番手に1分50秒258の名越哲平、4番手に1分50秒393の加賀山就臣、5番手に1分50秒548の濱原颯道、6番手に1分50秒649の津田一磨、7番手に、ST1000クラストップの渡辺一馬が1分50秒724で続いた。
「筑波で2回、ツインリンクもてぎで1回走らせてもらって今回のテストに入りました。乗り換えはスムーズにできていましたし、コースレコード以上のペースで走ることができていました。転倒もありましたが、ケガはなかったですし、まだST1000を学んでいる過程なのでポジティブに考えています」と渡辺。
8番手に1分50秒768の秋吉耕佑、9番手にST1000では2番手の榎戸育寛が1分51秒220、10番手に1分51秒293の岩田悟、11番手に1分52秒018の柳川明、12番手に1分52秒124の前田恵助、13番手に1分52秒334の児玉勇太、14番手に1分52秒467の岡本裕生、15番手に1分52秒932の村瀬健琉、16番手に1分53秒111の作本輝介、17番手に1分53秒431の長谷川聖、18番手に1分53秒658の和田留佳、19番手に1分53秒774の生形秀之と続いた。
ST600クラスでは、小山知良が2セッションともトップタイムをマーク。2回目の1分54秒477がベストとなっている。
「シェイクダウンは済ませていたので、今回はフロントフォークのセットをレースウイークでは、できないほど大きな変更をいろいろしてダメ出しができました。この調子でセットの方向性を決めていこうと思っています」と小山。
2番手に1分54秒625の國峰啄磨、3番手に1分54秒897の長尾健吾、4番手に1分54秒970の菅原陸と続き、上位4台が1分54秒台をマークした。