アジアロードレース選手権第3戦・日本
News 2018.06.04
今年も三重県・鈴鹿サーキットでアジアロードレース選手権(ARRC)第3戦日本ラウンドが行われた。レースウイークは、3日間とも快晴に恵まれ、各クラスで好レースが繰り広げられた。
SS600クラスのレース1では、ポールポジションスタートのアズラン・シャー・カマルザマンが大混戦となったトップ争いの中、レース終盤にスパートし見事優勝。2位にチームメイトのアハマド・ユディスティラが入りカワサキが1-2。3位にアンソニー・ウエスト、日本人最高位となる4位に伊藤勇樹が入った。小山知良が7位でゴールし、南本宗一郎が9位、奥田教介が10位とワイルドカード参戦の2台が続いた。羽田太河は最終ラップにマシントラブルが発生し12位でゴールするのが精一杯だった。
レース2は、オープニングラップに転倒があり赤旗中断。13周から10周に短縮されて仕切り直しとなった。またも10台のトップ争いとなり、アズラン、伊藤、ウエスト、ユディスと目まぐるしくトップは入れかわる。勝負は最終ラップの最終シケインで決した。ここでレイトブレーキングを見せたウエストがトップでゴール。2位ケミン・クボ、3位ユディスと続き、伊藤は悔しい4位となった。以下、日本人ライダーは、10位に小山、11位に羽田、12位に南本と続いてゴール。奥田は11番手を走っていたが最終ラップのヘアピンで痛恨の転倒。そのままリタイアとなったが、大きなケガはなく、全日本SUGOラウンドでのリベンジを誓っていた。
AP250クラスは、両レースともレーザ・ダニカ・エーレンスが独走優勝。日本勢では、レース2で成田彬人が5位と健闘。AP250初代チャンピオンの山本剛大もニューNinjaで参戦し、12位/11位だった。
UB150クラスには、中原美海が代役参戦。レース1はオープニングラップにコースアウトがありながら13位、レース2は、15位でゴールしている。
また、併催で行われた鈴鹿サンデーロードレースJ-GP3クラスでは、高杉奈緒子が実戦テストとしてエントリー。ポールポジションからファステストラップを出しトップでゴール。全日本ライダーの実力を見せつける結果となった。