2017/2018FIM EWCシリーズ第2戦ル・マン24時間耐久ロードレース
News 2018.04.25
EWCとして新たな展開を見せている世界耐久選手権シリーズに、2016年の3シーズン前からシリーズ参戦を続けるF.C.C. TSR。今季2017/2018シーズンからはHonda Franceを新しいパートナーとして「F.C.C. TSR Honda France」としてレギュラーエントリーしている。そのF.C.C. TSR Honda Franceが、日本のチームとしては初となるル・マン24時間耐久ロードレース(4月21日(土)〜22日(日)開催)で優勝を勝ち取った。
F.C.C. TSR Honda Franceは、決勝レースのみに照準を合わせた徹底的な戦略で、予選初日に全体の2番手に位置した以降、最終予選も決勝前フリー走行もほとんど走らず、予選6番手からスタートした。レースは昨年の覇者、GMT94YAMAHAがリードを続け、F.C.C. TSR Honda Francehが後続から抜け出して2位をキープ、数周回差を付けられながらも、しっかりとペースを維持した。
ところが18時間すぎにトップが転倒、再スタート後も大きく順位を落とす中でF.C.C. TSR Honda Francehはトップに浮上すると、後続の追撃を振り切って見事初優勝を達成した。
現在、スペインに移住してまでEWC制覇に燃えるチームの総監督藤井正和氏は、
『俺たちでもできる、ということを証明してみせた。必ず世界一になって日本に戻ります!』と力強く宣言している。この結果、現在ランキングもトップとなり、世界一の達成も夢ではないかも!?
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2017/2018FIM EWCは今季も最終戦が鈴鹿8耐。参戦ライダーやチームの構成はまだ出揃っていないが、メーカーの威信を賭けたワールドクラスのライダーが大挙参戦する可能性もある。また、現在タイヤ戦争が激しく行われているのもこのカテゴリーの特徴。今回の優勝もTSRと共に2016年からEWCに挑んできたブリヂストンがそれまで独壇場だったダンロップを破った。3位にはピレリユーザーが入っており、ブリヂストンの常勝だった鈴鹿8耐では、果たしてどうなるのか。全日本ロードレース選手権シリーズの勢いや行方にも影響するこの鈴鹿8耐、注目点はたくさんある。
◎鈴鹿8耐公式ウェブサイト
http://www.suzukacircuit.jp/8tai/