強力な布陣を敷く2018年のHonda勢
News 2018.02.13
Hondaは2月13日(火)に都内で「2018年 二輪全日本選手権 取材会」を開催。ロードレース、モトクロス、トライアルの各カテゴリーのトップライダーが出席。ロードレースは、昨年、JSB1000クラスチャンピオンを獲得し、新生Team HRCから参戦する高橋巧を始め、MORIWAKI MOTUL RACINGの高橋裕紀と清成龍一、MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaの水野涼が登壇した。各チームの監督、代表もステージに上がり、ここでTeam HRCの監督に宇川徹氏が就任したことが正式に発表された。
「10年振りの復帰ということもありますし、レースはそう簡単に行かないことも分かっていますので、高橋巧選手と共に、いいチームを作り上げて行きたいと思っています。強いTeam HRCが帰って来たと言われるようにするのが目標です」と宇川監督。
ゼッケン1をつけて新生Team HRCを引っ張って行く高橋巧も「経験豊富な宇川監督と組むことができ、すごく心強いです。いいマシンに仕上げて、開幕戦からチャンピオンらしい走りができるよう全力を尽くします」と新しい環境にモチベーションも上がっている。
高橋裕紀、清成の2台体制で2年目のシーズンに臨むモリワキも「ピレリさんも力を入れてくれていますし、昨年の経験を踏まえて、今年は、全日本、そして鈴鹿8耐で優勝を目指して行きたいです」と高橋裕紀が語れば「昨年は、なかなかいい走りができませんでしたが、シーズン後半でいいフィーリングになってきていました。全日本ではライバルですが、鈴鹿8耐では心強い高橋裕紀選手というチームメイトもいますし、チーム一丸となって頑張ります」と清成。
そして高橋巧が卒業したハルク・プロには、昨年J-GP2クラスチャンピオンを獲得した水野涼がJSB1000クラスに参戦する。「すごくレベルの高い中での戦いとなりますし、先輩の高橋巧選手と同じレースを走ることになるので、すごくやり甲斐がありますしワクワクしています。昨年のチャンピオンチームに恥じない走りをして、まずは表彰台、そしてルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したいですね」と水野。
マシンは、昨年、高橋巧が走らせたCBR1000RR SP2となる。新生Team HRCを始め、2018年シーズンのHonda勢は強力な布陣で再び頂点を目指す。