〜新たなスタンダードが切り拓く新しい時代〜
News 2011/04/17 10:31:37

NSF250R
ちょうど1週間前の4月10日に行われた鈴鹿サンデーロードレース・インターJ-GP3クラス決勝レースにおいて、4ストローク250ccマシンが、世界で初めて2ストローク125ccマシンに競り勝つ快挙を達成した。レースでは、複数台の2ストマシンと1台の4ストマシンが入れ替わりトップを奪い合う激しいものだったが、最後は6台が0.7秒差にひしめく大激戦となる中での優勝だった。
これまで、1987年の登場以来、全日本選手権GP125クラスをリードし、エントリーマシンとしてモーターサイクルスポーツの普及拡大に不可欠だったのが2スト125レーサーRS125だ。そのRSが2009年に生産を終了することを見越して、全日本選手権では2008年からGP125クラスに4スト250ccマシンが参加できるようになっていた。しかし、同クラス全日本チャンピオンに5度獲得しているライダーでさえ、2008年から4スト250ccで参戦を続けていたが、なかなか結果が出せずにいた。

NSF250R
一般市販車の環境への対応が、2輪レーシングマシンにも迫られ、4スト化という回答が大きな流れとして世界的にも確実なものになる中、全日本選手権でもGP-MONOの新設に始まり、先のGP125クラスに4スト250ccマシンの混走、GP250(2スト250cc)からJ-GP2(4スト600cc)への移行と段階的に4スト化が進められてきた。そして、世界選手権125ccクラスが2012年からMoto3(4スト250cc)クラスへと一新し、全日本選手権でも2010年にGP125から改称したJ-GP3が、2012年からは4スト250ccマシンのみのクラスとなることが決まっている。
文字通り、今回の優勝は、2012年からの新生全日本J-GP3が切り拓く新たな時代の幕開けを予感させるものだ。日本国内はもとより、世界的にも社会情勢・経済情勢が混沌とする中で、その大役を担い、新たなスタンダードとなる4スト250cc市販レーサーが誕生した。Hondaが2011年末から発売する「NSF250R」だ。鈴鹿選手権とは言え、今回の4ストローク250ccマシンの優勝は、2012年から始まる新しいレーサークラスに明るさを感じさせるものとなった。