世界耐久選手権第2戦アルバセテ8耐
News 2010/06/01 10:57:31

5月22日から23日にかけてスペイン・アルバセテで行われた世界耐久選手権シリーズ第2戦アルバセテ8時間耐久ロードレースにススキ・エンデュランス・レーシング・チーム(SERT)から出場し、優勝を飾った酒井大作。そのレースは波乱の展開だった。

事前テストでトップタイムをマークしていた酒井だったが、レースウイークに入るとエースライダーのヴァンソンが絶好調。ポールポジションを獲得し、チームはヴァンソンを多く走らせる作戦を立てる。しかし、スタート直後に転倒車がオイルを出してしまい、それにトップを走っていたヴァンソンを始め、10番手までのライダーが乗ってしまい転倒する多重クラッシュが発生。セーフティーカーが入り、レースは続行。この間に、素早くマシンを起こし、ピットに戻ってきたヴァンソン。「ヴァンソンが戻ってきたのも早かったし、SERTはマシンを修復するのも鬼のように早かった」と酒井もビックリ。コースインするも、トップからは3周遅れとなっていたが、怒濤の追い上げを見せ、残り2時間でトップを奪うと、そのままリードを築いていく。アクシデントがあったことで予定が狂い、残り40分で酒井の出番が回ってくる。あとはチェッカーを受けるだけと思いながらコースインするものの、直後に雨が降ってくる。「“なんでこんな砂漠のようなところで雨が降ってくるの!?”と思いましたが、去年の鈴鹿8耐のこともあったし、雨は部分的に降っていたので、そのまま走った方がいいと判断しました。ボクが3、4秒落ちで走っていたのに対し、2番手のライダーは10秒以上ペースを落としていたので僅かな時間で周遅れにしたみたいですね」と冷静に対処した酒井が、そのままチェッカーフラッグを受け優勝を果たした。
「4月、5月とヨーロッパですごくいい経験をさせてもらった。鈴鹿300kmがすごく楽しみ。もちろん鈴鹿8耐も連覇を狙っていくよ!」と酒井。6月13日に決勝レースが行われる鈴鹿8耐の前哨戦・鈴鹿300kmでは、一回り成長した酒井を見ることができそうだ。