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2007全日本チャンピオンインタビュー(5)
JSB1000クラス/渡辺 篤

2008/01/17    
   
“絶対チャンピオンを獲る!"という強い思いがタイトルを引き寄せた
   
1998年にスズキワークス入りし、2002年に全日本スーパーバイクチャンピオンを獲得。2003年からヨシムラで全日本JSB1000クラスを戦ってきた渡辺篤。世界への思いを胸に戦った2007年シーズンは見事にタイトルを引き寄せる走りを見せた。次なるステージはブリティッシュスーパーバイクだ。
     
渡辺篤
 

渡辺篤
 

渡辺篤
 

渡辺篤
 

 
 

 
渡辺 篤/Atsushi WATANABE
JSB1000クラス/GSX-R1000
ヨシムラスズキwithJOMO



(SUPERBIKE.JP)
2002年以来、2度目のチャンピオン獲得ですが、2002年はスーパーバイク、JSB1000、プロトタイプ、さらにS-NKと様々なクラスが混走した中でしたし、2007年は、また違う意味でのタイトル獲得だったんじゃないでしょうか? 2003年からヨシムラに加入し、スタッフと共に歩んできた集大成といった感じに見えたのですが…。

渡辺 篤:
「ボクもヨシムラも、そうだけれど2003年にJSB1000というカテゴリーに変わり新たなスタートを切った。トップ争いはできるけれど、タイトルを獲るほどかみ合わないシーズンが続いていて、やっと2007年に(チャンピオンを)獲れたって感じですね」

(SUPERBIKE.JP)
シーズンを通して言うと、タイトルを争う上で開幕戦の勝利は大きかったのでは?


渡辺 篤:
「そうですね。ニューマシンになったばかりだったし、テスト不足で厳しい状況だった。調子はいいけれど、新型のポテンシャルを出し切れていなかったから、不安を抱えたままレースを迎えていた。そこでチームが限られた中でマシンをうまくまとめてくれたから、勝つことができたんだと思う。この優勝が(タイトル獲得への)キーになったんじゃないかな」

(SUPERBIKE.JP)
開幕戦の後は表彰台から遠ざかるレースが続き、やや足踏み状態でした。


渡辺 篤:
「筑波のときは、リスタートでボクがクラッチを壊してしまって不本意な結果に終わってしまった。その辺りから、焦りが出てしまいマシンのセッティングを大きく変えてみたら、それがいい方向に行かなくてオートポリスもトップ争いに絡めず5位となってしまった」

(SUPERBIKE.JP)
前半戦の後は、鈴鹿8耐までに何度も事前テストがあったことで、ニューマシンのセットアップも進みましたよね?


渡辺 篤:
「同じサーキットをみっちり走り込めるし、走行量がケタ違いに多いからね。マシンのセットアップがどんどん進んでいった」

(SUPERBIKE.JP)
その成果もあって後半戦、最初のレースとなったSUGOでは、ヨシムラの2台が速さを見せつけましたね。


渡辺 篤:
「アベレージもよかったり、自己ベストが決勝の最後に出たり、決勝に強いバイクに仕上がっていたので2勝目を挙げることができました」

(SUPERBIKE.JP)
チームメイトの酒井大作選手の成長も目を見張りましたね。全セッションでトップタイム、決勝でも一時はトップを独走していました。この辺りも刺激になったのでは?


渡辺 篤:
「刺激が全くないということはないけれど、ボクはけっこうマイペースに物事を進める方なので、その結果だと思う」

(SUPERBIKE.JP)
第6戦岡山で柳川選手が転倒、ノーポイントに終わったこともあり、有利な状況で最終戦MFJ-GPを迎えていましたが、かなりプレッシャーを感じていたようですね?


渡辺 篤:
「最終戦の作戦は“いつも通り勝ちにいく"って言っていたんだけれど“いつも通りでいいから"って何度も言われて…、その時点で、“いつも通りじゃない"よね(笑)。第6戦岡山のころには、ヨシムラを出て2008年はブリティッシュスーパーバイクに参戦することが決まっていたこともあって、ボクもそうだし、スタッフものどから手が出るほど欲しい全日本タイトルだった」

(SUPERBIKE.JP)
以前から世界に行きたいという希望は言っていましたよね?


渡辺 篤:
「そうですね。だからこそ2007年は世界に行くことを前提にヨシムラでチャンピオンを獲る最後のチャンスと言い聞かせて戦っていた」

(SUPERBIKE.JP)
そのためにも欲しい全日本タイトルだったと…。


渡辺 篤:
「“獲りたい"と思って獲れるほど簡単なものではないし、内容も納得いかない部分も多かった。ただ(チャンピオンを)獲って世界へ行くことが実現できたし、スタッフの頑張りのおかげだと思っている」

(SUPERBIKE.JP)
チャンピオンを獲った要因と言えば何でしょうか?


渡辺 篤:
「絶対(チャンピオンを)獲ると思っていたからじゃないかな。ボクはもちろん、チーム全体で“チャンピオンを獲る!"という思いが強かったしね。今まで苦楽を共にしてきたスタッフと一緒に(チャンピオンを)勝ち取ることができて、すごくうれしかった」

(SUPERBIKE.JP)
2008年は、いよいよ念願のブリティッシュスーパーバイクに参戦ですね。初テストの感触は、いかがでしたか?


渡辺 篤:
「イギリスのコースに似ているということでスペインのカラファトというサーキットでテストしたんだけれど初日はやや苦戦、2日目にすぐにタイムを縮めることができて、最終日にさぁアタックと思っていたら、路面がすごく荒れていたこともあって、頭を切り換えてコースに慣れることに専念した。タイム的には納得していないけれど、チームの雰囲気もすごくいい。ワークスチームではないけれど、スズキ、ヨシムラがバックアップしてくれるので心強いね」

(SUPERBIKE.JP)
ブリティッシュスーパーバイクでは、スズキ勢がここ数年、低迷しています。渡辺選手に期待している部分も大きいと思います。


渡辺 篤:
「チームスタッフも“数十レース勝っていない"と嘆いていたし、今シーズンはスズキ復活の足がかりになれたらと思っているよ」

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